マインドフルネスとは

マインドフルネスとは

 マインドフルネスは、自分の身体や気持ち(気分)の状態に気づく力を育む「こころのエクササイズ」です。欧米では、すでにその効果について、多くの実証的研究報告があり、ストレス対処法の1つとして医療・教育・ビジネスの現場で実践されています。

 マインドフルネスとは、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることです。1つのことに集中して行います。いつでもどこでも実践できます。

 マインドフルネスを実施すると、ストレスな場面においても否定的な感情や物事にとらわれ飲み込まれることなく、いつでも自分を取り戻すことができるようになります。

 人は、大きなストレスにさらされると、そのことにとらわれ、しばられ、身動きが取れなくなってしまいます。がんじがらめになり、次第にかたくなったこころは、閉ざされ弱くなってしまいます。

 マインドフルネスは、しなやかでゆたかなこころをめざします。マインドフルネスを習得できるとストレスをしなやかに対処することができます。

 練習を積み重ねていくことが、大切です。マインドフルネスを習得するのは、自転車乗りに似ています。自転車に乗れるようになるためには、しっかり練習することが必要です。自転車に乗ることができると、今までより遠い場所にも行くことができるようになり世界が広がります。同様にマインドフルネスを習得できると、これまで苦手で、ストレスを感じていた場所にいつでも向かうことができ、ストレスを自分の力で対処できるようになり、自分らしい人生をおくることが可能になります。

マインドフルネスの実践法

 マインドフルネスは、今の自分に「気づく」ことを目指します。
 身体の感覚と今ここでの「気持ち」に気づくようにします。集中して実践してみましょう。

呼吸のマインドフルネス

ドクター・ポックです。これから皆さんに呼吸法を用いたマインドフルネスをご紹介します。

(1)手を前で合わせて合掌のポーズをとります。
(2)鼻からゆっくり4秒程、息を吸い込みながら、合掌したまま手を上に押し上げていきます。
(3)下腹部に力を込めて、両手は、上げたままで7秒程息を止めます。吸い込んだ息を全身に放散させる感じをイメージしましょう。
(4)肺に残っている息を全部吐き切るようなイメージで、両手を広げ、8秒程かけてゆっくり下ろしながら、息を吐きます。
(5)(1)~(4)を2~4分程、毎日繰り返します。

 ご自身のペースで実践してみましょう。
 その他には、お手玉のマインドフルネス、飲み物のマインドフルネス、歩行のマインドフルネス、発声のマインドフルネスなどがあります。

マインドフルネスを実践してみると。。。実践者からの声(40代 女性)

 たわいない家族とのやりとりで、これ以上言い続けるとさらにエスカレートしてひどいことを口走ってしまうと思った時、その場を離れ、マインドフルネスの呼吸法と発声法をやってみました。

 気持ちは、「イライラして、怒っている」。しばらく続けれていくと、なんだか、心が落ち着き、さっきまでカチンときたことが、大したことないように思えてきました。いらいらして、むかむかした感情がきえていました。

 からだの感覚はといえば、背筋が伸びたことと腹式呼吸でおなかに空気が入り込んだことで、からだの中心がスッキリした感じでした。

 『自分の今ここでの感情と感覚に気づくこと』、これが、未だ実感としてわからず、平凡な日々のなかでは、そんなこと必要ないわ、と頭の中で思ってしまうので、マインドフルネスに対して信じる気持が足りず、いつまでも、「本当にマインドフルネスが豊かでしなやかな心をつくるのか?」と腑に落ちない状況が続いてしまうのです。

 また、自分の気持ちに気づき言葉で表すなんてことも、慣れていません。 短時間で学べて身に付くものではなく、信じて、経験を積み重ねる事で、初めて自分自身への大切な武器になるものだと思えるようになりました。

 信じる心と根気よく続ける努力をほんの少し要します。気持ちは「私もやらなきゃ損しちゃう」と思って、少し焦りながらがんばってきた自分がいました 。


 マインドフルネスを実践法には、呼吸法、発声法、歩行法、そしてお手玉やキャンディを使った様々な方法などがあります。様々な方法があるのは、実践者が有する症状や状況によって使い分けることができるようにするためです。

 たとえば、怒っている時、不安がいっぱいの時、または、通勤通学の時、食事をしている時など、その時に応じてできるマインドフルネスを実施するのです。

 様々なマインドフルネスを練習することで、自分にあったマインドフルネスの方法と出会うことができます。ヒューマンウェルネスインスティテュートでは、老若男女に合わせて多様なスキルを研修会や講演会でご紹介をしております。是非、一度お足をお運びいただければ幸いです。

研修・講演会のお知らせはこちら

▲ページの先頭へ